[MGI39-09] ナノシミュレーションを用いた物質科学と地球科学の接点
★招待講演
キーワード:粘土鉱物、第一原理計算、機械学習ポテンシャル、アモルファス、イオン吸着
物質科学分野では量子力学の基本法則に基づいてナノスケールから物質を記述する第一原理計算が広く用いられている。特に電池材料研究など経済的なインパクトの大きい分野への応用が盛んに進められ、新しい方法論が多く開発されている。これらの手法は、材料研究のみならず幅広い物質の研究にも応用できることが期待される。本講演では電池研究を通して開発された、アモルファスおよび水和層状化合物内のイオンダイナミクスに関する理論研究手法を紹介し、地球科学における課題、特に粘土化合物研究への展望を紹介する。