JpGU-AGU Joint Meeting 2020

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[J] ポスター発表

セッション記号 O (パブリック) » パブリック

[O-05] 日本のジオパークから日本列島の成り立ちを知る

コンビーナ:松原 典孝(兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科)、市橋 弥生(佐渡ジオパーク推進協議会)、今井 ひろこ(コムサポートオフィス/和歌山大学国際観光学研究センター)、小原 北士(Mine秋吉台ジオパーク推進協議会)

[O05-P36] ジオパークで気象災害を伝える

*佐藤 公1,2杉本 伸一3青井 真4三浦 伸也4 (1.磐梯山噴火記念館、2.磐梯山ジオパーク協議会、3.三陸ジオパーク推進協議会、4.防災科学技術研究所)

キーワード:気象災害、台風、防災、ジオパーク

日本という大地は、地震災害や火山災害をはじめとする多くの自然災害が発生するが、なかでも一番多く発生するのは気象災害である。

近年、大規模な気象災害は減少傾向にあったが、2018年及び、2019年は立て続けに大きな災害が発生した。こういった災害は他人ごとではなく、各ジオパーク地域においても起こりうる現象である。

日本ジオパークネットワーク(以下、JGNと表記)の防災WGでは、これらの災害を全てのジオパーク地域で伝えるべきと考え、これまでも防災科学技術研究所と協議を行ない、2018年に包括的連携に関する協定を結んだ。そして、具体的な取り組みとして、「地震だねっと!」というリアルタイムの地震の発生状況を伝えるシステムを構築しジオパークで新たな展示を試みている。

昨年の甚大な台風被害に対応するため、これまでの取り組みに加え、台風災害についての展示パネル作成についても連携して取り組むこととなった。これらのパネルをジオパーク地域で展示し、台風災害を自分事として捉え、災害リテラシーを高めることに貢献したいと考えている。

JGNは、ユネスコジオパークの中で、防災に力を入れることを提案してきており、今後も様々な災害について、全国のジオパーク地域で伝える活動を強化していきたい。