JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[E] ポスター発表

セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-PS 惑星科学

[P-PS07] 太陽系小天体:リュウグウとベヌーの探査および太陽系小天体全般

コンビーナ:中本 泰史(東京工業大学)、岡田 達明(宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所)、Dante S Lauretta(University of Arizona)、石黒 正晃(ソウル大学物理天文学科)

[PPS07-P27] DESTINY+搭載用ダストアナライザの開発と地上較正検討

*平井 隆之1小林 正規1荒井 朋子1木村 宏1スラマ ラルフ2クルーガー ハラルド3薮田 ひかる5伊藤 元雄6トリーロフ マリオ4佐々木 晶7中村 智樹8矢野 創9 (1.千葉工業大学惑星探査研究センター、2.シュトゥットガルト大学、3.マックスプランク太陽系研究所、4.ハイデルベルク大学、5.広島大学、6.海洋研究開発機構、7.大阪大学、8.東北大学、9.宇宙航空研究開発機構)

キーワード:宇宙塵、小惑星3200フェートン、ダスト質量分析器、二次イオン質量分析法

深宇宙探査技術実証機DESTINY+では、活動小惑星3200 Phaethonの高速フライバイ撮像観測と、惑星間空間およびPhaethonフライバイ時のダスト観測という2つの理学ミッションを掲げている。ダスト観測に用いるDESTINY+ Dust Analyzer (DDA)は、土星探査機Cassiniに搭載されたCosmic Dust Analyser (CDA)の後継機にあたる衝突電離型ダスト質量分析器である。開発主体はドイツ・シュトゥットガルト大学が担う一方で、探査機とのインターフェース調整や地上較正は、千葉工業大学惑星探査研究センターをはじめとする日本の大学・研究機関が、ドイツ側の研究グループと協力して実施する。本講演では、質量リソースの制約を反映した最新の機器設計や、二次イオン質量分析法(SIMS)を活用した地上較正手法の検討状況などについて報告する。