[SIT29-P06] モンゴル中央部ハンガイ-ケンテイ帯の古生代付加体とデボン紀チャートの層序
キーワード:デボン紀深海チャート、付加体、モンゴル、深海チャート、ジルコン、放散虫
モンゴルには中央アジア造山帯(CAOB)の中央部に位置するかつて存在した古アジア海の断片が残されている。古アジア海の海洋プレート沈み込みでできたデボン紀-石炭紀の付加体が、モンゴル中央部に産する。ハンガイ山地南縁のアルバイヒール地域、バヤンホンゴル地域、そしてオルホン川上流域に分布する同帯の付加体については詳細な年代の制約や海洋プレート層序の解析などは行われていない。まず、これらの付加体の形成過程を明らかにするため、海洋プレート層序の解明を目指して多数の砂岩とチャートを採取した。本発表ではチャートに含まれる放散虫化石年代推定の結果と砂岩から抽出した砕屑性ジルコンのU-Pb 年代測定の結果を報告する。