JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 U (ユニオン) » ユニオン

[U-12] 地球惑星科学の進むべき道10ビッグデータとオープンサイエンス

2020年7月15日(水) 16:00 〜 17:30 Ch.1

コンビーナ:藤井 良一(情報•システム研究機構)、川幡 穂高(東京大学 大気海洋研究所)、田近 英一(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻)、木村 学(東京海洋大学・海洋資源環境学部)、座長:木村 学(東京海洋大学・海洋資源環境学部)、田近 英一(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻)

17:00 〜 17:15

[U12-10] 科学ジャーナルのオープンアクセスとオープンデータに関するコメント

★招待講演

*大谷 栄治1 (1.東北大学大学院理学研究科地学専攻)

キーワード:科学雑誌、オープンアクセス、オープンデータ、データ保管場所

科学情報を市民に公開するというオープンデータの潮流は,情報保護,情報国家管理の潮流とぶつかりつつ,急速にヨーロッパを中心に自由世界に広がりつつある.ここでは,オープンサイエンスは基本的に正しく,必要不可欠であるという立場から,日本におけるオープンサイエンスの課題の一つとして,科学ジャーナルの問題について取り上げる.ジャーナルは,科学者がそこに投稿し発表する機能,そのジャーナルから科学者および一般市民が情報を得るという機能がある.そこでの主な問題点は次の3点である.
1.ジャーナルのオープンアクセス化の進展,2.Data保管場所の必要性と我が国の現状,3.ジャーナル問題:Package priceの高騰
ここでは,以上に3点について,コメントしたい.これらは緊急を要する課題である.いずれもJPGUの強いリーダーシップが必要であり,次期執行部の最重要課題である.