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[G02-06] 「世界初!?温室効果カメラ」―赤外線カメラによる温室効果ガス可視化デモンストレーション―
キーワード:温室効果可視化、赤外線カメラ、サーモグラフィ、赤外線、二酸化炭素
温室効果ガスとして重要な、二酸化炭素の射出する赤外線を可視化する非冷却型の赤外線カメラを製作した。化石燃料燃焼による二酸化炭素の発生、大気中の二酸化炭素の射出する赤外線が地表面を暖めているという温室効果、この大気中濃度が上昇すると赤外線量も増大して地表面温度を上昇させるという地球温暖化のしくみが直感的に理解できる、一貫的で物理的な意味が明確なデモンストレーションが初めて可能となった。二酸化炭素の吸収帯のうち、温室効果への寄与が最も大きい15μm吸収帯全体を可視化したことから「温室効果カメラ」と、この波長帯全体を測定領域としたカメラは現在市場に存在しないことから「世界初!?」と謳っている。
図
ポリエチレン袋に気体を入れて赤外線カメラで撮影した(a)。白いほど赤外線の射出が強いことを示す。二酸化炭素を入れた場合の赤外線の射出(c)はボリエチレンのみからの射出((b)空気を入れた場合)に比べてはるかに強い。室温は25℃前後、背景は湿したケント紙で室温より5℃前後低くしている。
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ポリエチレン袋に気体を入れて赤外線カメラで撮影した(a)。白いほど赤外線の射出が強いことを示す。二酸化炭素を入れた場合の赤外線の射出(c)はボリエチレンのみからの射出((b)空気を入れた場合)に比べてはるかに強い。室温は25℃前後、背景は湿したケント紙で室温より5℃前後低くしている。