日本地球惑星科学連合2021年大会

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[O-02] 自然災害と人 ~ジオパークで地球の声に耳を澄ます~

2021年6月6日(日) 17:15 〜 18:30 Ch.02

コンビーナ:松原 典孝(兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科)、佐野 恭平(兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科)、郡山 鈴夏(糸魚川市役所)、横山 光(北翔大学)

17:15 〜 18:30

[O02-P24] 佐渡ジオパーク内における博物館との共同事業例

*貞包 健良1、相田 満久1 (1.佐渡ジオパーク推進協議会)

キーワード:ジオパーク、佐渡島、博物館

佐渡ジオパークには主要な拠点施設の1つに佐渡博物館がある。

佐渡博物館とジオパークとの積極的な連携は長年の課題であり、2019年に実施された再認定審査でも博物館の活用方法の一例として「子どもたちの興味を抱かせるような学習展示」の提案があった。

この課題解決の第一歩として2020年に佐渡博物館を会場とした子供向けのイベントなどを共同で実施した。

まず、例年、新潟大学主導のもと実施されているスタンプラリーを活用した展示が挙げられる。このスタンプラリーは新潟県内のジオパーク周遊を目的にテーマを設定した上で実施されているものである。2020年のテーマは「ジオパークの微化石」であり、佐渡博物館においてもこのテーマに沿ったミニ企画展を実施した。

また子供向けのイベントとして佐渡博物館が企画した「さどはくまつり!」に参加した。この中で博物館の中庭を散策しながら、そこに展示されている岩石標本を活用したクイズを解いてもらうというもので、「ロックガーデントレジャーハント」というタイトルで実施した。



これらの活動を通じて博物館入館者の子どもの割合増加促進や、低年齢の子どもたちへのジオパークの周知を行うことができた。また引き続き佐渡博物館での企画展開催やジオパークガイドが博物館内の案内などを実施など、着実に連携を進めている。

本発表においては佐渡博物館で実施した各種イベントの詳細や効果、課題を述べる。