日本地球惑星科学連合2021年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 O (パブリック) » パブリック

[O-07] 高校生ポスター発表

2021年6月6日(日) 13:45 〜 15:15 Ch.27

コンビーナ:原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、道林 克禎(名古屋大学 大学院環境学研究科 地球環境科学専攻 地質・地球生物学講座 岩石鉱物学研究室)、久利 美和(気象庁)、紺屋 恵子(海洋研究開発機構)

13:45 〜 15:15

[O07-P76] 緑のダムの貯水能 ~森林土壌の役割~

*青木 七海1 (1.京都府立嵯峨野高等学校)

キーワード:土壌断面、透水係数、三相分布、土壌貫入強度、土壌分類

嵯峨野高校校有林(以下、校有林)における森林のもつ水源かん養機能や洪水緩和機能について研究を継続してきた(松木, 2019)。本研究では、校有林および土壌生成因子の異なる他地域において、土壌断面調査と土壌物理性調査を実施し、森林土壌がもつ保水能について明らかにすることを目的とした。調査の結果、校有林の土壌は湿潤性褐色森林土、うみほし公園(京都府北部)の土壌は、弱乾性褐色森林土、赤色系褐色森林土、グライ土に分類された。これらの土壌の保水能は地形因子が大きく影響していた。また、うみほし公園の谷部では、気相率が低く、透水性が悪いことから、雨水はホートン型表面流となる可能性が示唆された。