日本地球惑星科学連合2022年大会

出展者情報

国立研究開発法人 防災科学技術研究所

国立研究開発法人 防災科学技術研究所

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 自然災害から国民の生命・財産を守ることは重要な課題です。防災科学技術研究所(防災科研・NIED)では「地震災害の軽減」「火山・気象・土砂・雪氷災害などの防災上の社会的・政策的課題」に関する総合的な研究を行っています。
  
TOPICS:トンガ諸島付近における大噴火に伴う防災科研の海域観測網(S-net、DONET)で観測された水圧変動
 2022年1月15日13時(日本時間)ごろ、トンガ諸島付近のフンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山で大規模噴火が発生し(気象庁HP)、同日20時過ぎから、S-netとDONETの全観測点で潮位変化が観測されました。詳細は特設ページ⇒https://quaketm.bosai.go.jp/news/20220115/をご覧ください。
関連セッション:[U-09] 気象津波の発生を伴ったトンガ海底火山噴火
   
TOPICS:2022年1月トンガ噴火に伴う地球規模の津波発生と伝播メカニズムを解明 ― 火山噴火による新しい津波研究が必要に ―
 2022年1月に発生した南太平洋トンガ諸島のフンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山の大規模噴火に伴って生じた地球規模の津波発生と伝播メカニズムを解明し、今後の津波研究では地震だけでなく火山噴火も考慮しなければならないことを実証しました。この研究の詳細は2022年5月12日14時(米国東部時間)に米国の学術誌「Science」にオンライン掲載されました。詳細はプレスリリース⇒https://www.bosai.go.jp/info/press/2022/20220513.htmlをご覧ください。
関連セッション:[U-09] 気象津波の発生を伴ったトンガ海底火山噴火
   
TOPICS:高感度地震計で河川流量を推定する手法を開発~局地的な大雨で突発的に発生する河川洪水の予測が可能に~
 リアルタイムの洪水予測を目的として、高感度地震計で検出する雑微動記録を解析することで、河川の上流域における流量を推定する手法を新たに開発しました。この成果の詳細は、日本地球惑星科学連合のオープンアクセス学術誌「Progress in Earth and Planetary Science」に2021年11月2日付で掲載されました。詳細はプレスリリース⇒https://www.bosai.go.jp/info/press/2021/20211102.htmlをご覧ください。
関連セッション:[S-SS13] 環境地震学の進展
   
TOPICS:ノイズデータがお宝になる。
(防災科研 令和3年度成果発表会の講演より)
 防災科研の令和3年度成果発表会は、災害を国難にしないための「予防」に焦点をあて「来るべき国難級災害に備えて2022 ~国難にしないために~ モノで守り、行動を変える。」をテーマとして2022年2月28日(月)に、昨年度に引き続き池上彰氏を特別ゲストコメンテーターにお迎えして開催されました。
 第1部は「ノイズデータがお宝になる。」と題し、従来は取り除くべき対象であった観測データのノイズを活用した新しい研究成果について、地震津波火山ネットワークセンターの研究員が紹介しました。

「MOWLASによるスロー地震の発見」
 地震津波火山ネットワークセンター 主任研究員 松澤 孝紀
 
「Hi-netノイズデータが洪水発生を知らせる」
 地震津波火山ネットワークセンター 特別研究員 澤崎 郁
 水・土砂防災研究部門 特別研究員 Shakti P.C.
防災科研 令和3年度成果発表会
   
防災科研バーチャルブースへようこそ!
 このバーチャルブースでは、防災科研が取り組む防災・減災に関する様々な研究活動や地震津波火山ネットワークセンターが運用する陸海統合地震津波火山観測網「MOWLAS」(モウラス)を紹介します。
NIED VR Booth
   
地震波の伝わりを観測データから見てみよう