日本地球惑星科学連合2022年大会

セッション情報

[J] 口頭発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-TT 計測技術・研究手法

[S-TT39] 合成開口レーダーとその応用

2022年5月25日(水) 13:45 〜 15:15 101 (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:阿部 隆博(三重大学大学院生物資源学研究科)、コンビーナ:木下 陽平(筑波大学)、姫松 裕志(国立研究開発法人 防災科学技術研究所)、コンビーナ:朴 慧美(宇宙航空研究開発機構)、座長:木下 陽平(筑波大学)、阿部 隆博(三重大学大学院生物資源学研究科)

2014年に打ち上げられたALOS-2及びSentinel-1はその長期運用により豊富なデータをもたらした。すでに長期運用されているTerraSAR-XやCosmo-SkyMedなどのデータと合わせて、いまやSARはビッグデータの時代を迎えている。2022度にはALOS-4の打ち上げが予定されており、他にもNISARなどの新たな大型SAR衛星の打ち上げや民間企業によるコンステレーションSAR衛星計画も進められている。世界的な衛星データのオープン&フリー化の流れも相まって、衛星SARは豊富なデータを背景とした新時代を迎えようとしている。また、AIの利用、高時間分解能での観測が可能な地上設置型SARや運用時の機動性に優れるUAV搭載型SARなど、ターゲットや目的に沿った様々な技術の実装例も報告されている。こうした動きは、SARが地球科学を始めとする基礎研究のみならず、防災や森林監視等の実利用の分野でも不可欠なツールとして浸透していることの証左といえる。本セッションでは、SARに関する基礎研究から応用研究・実利用まで幅広く成果を募集し、SAR利用の発展に向けた知見の共有・議論を図る。

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