日本地球惑星科学連合2022年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-OS 海洋科学・海洋環境

[A-OS18] 海洋化学・生物学

2022年5月30日(月) 11:00 〜 13:00 オンラインポスターZoom会場 (9) (Ch.09)

コンビーナ:三角 和弘(一般財団法人電力中央研究所 サステナブルシステム研究本部 )、コンビーナ:川合 美千代(東京海洋大学大学院海洋科学研究科)、座長:三角 和弘(一般財団法人電力中央研究所 サステナブルシステム研究本部)、川合 美千代(東京海洋大学大学院海洋科学研究科)

11:00 〜 13:00

[AOS18-P02] 津波による堆積物擾乱を模した栄養塩溶出実験

*林 美鶴1松本 大一2 (1.神戸大学 内海域環境教育研究センター、2.神戸大学 海事科学部)

キーワード:津波、栄養塩、溶出、海底堆積物、再堆積、大阪湾

南海トラフ地震の津波は、大阪湾の海底堆積物に擾乱をもたらす。これは高度経済成長を経た大阪湾が初めて遭遇する大規模な海底堆積物擾乱である。海底からは栄養塩が溶出しており、海中の基礎生産に寄与している。本研究では、津波による堆積物擾乱模した溶出実験を行い、再堆積後の溶出速度を推定した。堆積物コア直上水中栄養塩濃度の時間変動から推定した溶出速度は、津波後は現状の1/2~2/3に小さくなることが示唆された。