日本地球惑星科学連合2022年大会

講演情報

[E] 口頭発表

セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-EM 太陽地球系科学・宇宙電磁気学・宇宙環境

[P-EM13] Coupling Processes in the Atmosphere-Ionosphere System

2022年5月24日(火) 15:30 〜 17:00 302 (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:Huixin Liu(九州大学理学研究院地球惑星科学専攻 九州大学宙空環境研究センター)、コンビーナ:大塚 雄一(名古屋大学宇宙地球環境研究所)、Chang Loren(Institute of Space Science, National Central University)、コンビーナ:Deng Yue(University of Texas at Arlington)、座長:大矢 浩代(千葉大学大学院工学研究院)、西岡 未知((独)情報通信研究機構)、斎藤 享(国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所電子航法研究所)


16:30 〜 16:45

[PEM13-11] 降雨領域上空の短周期GPS-TEC振動増大

*家森 俊彦1、山田 彬泰1、青山 忠司2穂積 コンニャナット3横山 佳弘4、小田木 洋子1、佐納 康治5、パングサパ ビジャック6、ジャルポンサクル タナワット6、齋藤 昭則1井口 正人1 (1.京都大学、2.エフ・ファクトリー (株)、3.情報通信研究機構、4.スウェーデン宇宙科学研究所、5.朝日大学、6.チュラロンコーン大学理学部)

キーワード:降雨、全電指数の短周期振動、鉛直音波共鳴

短周期GPS-TEC振動の振幅に対する降雨の影響を、JAXA/GSMaPの全球降雨データとタイ・ピマーイおよびトカラ列島中之島での降雨観測およびGPS観測データを用いて統計的に調べた。その結果、ピマーイ付近では夕方側の降雨時に50秒から1200秒の周期範囲で、明瞭にTEC振動の振幅が増大する結果を得た。中之島においても、増大幅は小さいものの、昼間側でも夜側でも振幅が増大することがわかった。鉛直音波共鳴も振幅増大に影響していることが示された。