日本地球惑星科学連合2023年大会

講演情報

[J] オンラインポスター発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-CG 大気海洋・環境科学複合領域・一般

[A-CG47] 有人・無人航空機による気候・地球システム科学研究の推進

2023年5月25日(木) 10:45 〜 12:15 オンラインポスターZoom会場 (10) (オンラインポスター)

コンビーナ:高橋 暢宏(名古屋大学 宇宙地球環境研究所)、小池 真(東京大学大学院 理学系研究科 地球惑星科学専攻)、町田 敏暢(国立環境研究所)、篠田 太郎(名古屋大学宇宙地球環境研究所)

現地ポスター発表開催日時 (2023/5/26 17:15-18:45)

10:45 〜 12:15

[ACG47-P01] 高濃度氷晶雲プロジェクトでのエアロゾル・雲の航空機観測:初期結果

*折笠 成宏1、村上 正隆2、岩田 歩1松木 篤3、戸田 雅之4、米国 HIWCサイエンスチーム5 (1.気象庁気象研究所、2.名古屋大学宇宙地球環境研究所、3.金沢大学環日本海域環境研究センター、4.金沢大学大学院自然科学研究科、5.NASA / FAA)

キーワード:高濃度氷晶、エアロゾル-雲相互作用、氷晶核、雲凝結核

積乱雲周辺の高濃度氷晶雲の実態把握と生成発達メカニズム、雲核・氷晶核として働くエアロゾルの多寡が高濃度氷晶雲に及ぼす影響を解明し、それに基づく検出法・予測法を開発することを目的として、2022年夏季にFAA/NASA/名古屋大学の共同航空機観測を実施した。7月に米国フロリダ州、9月にカーボベルデ共和国をベースに、雲底下の境界層内のエアロゾルサンプリング、雲内における微物理構造の観測データを取得した。
主に米国フロリダ州で得られたデータにおいて、発達した積乱雲のアンビルを構成する氷晶の氷水量や数濃度と、エアロゾル、CCN、雲粒の数濃度との相関について考察する。また、境界層内のエアロゾルについて、CCN能・INP能の特徴について初期結果を報告する。