日本地球惑星科学連合2023年大会

講演情報

[J] オンラインポスター発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-RE 応用地質学・資源エネルギー利用

[H-RE11] 資源地球科学

2023年5月23日(火) 13:45 〜 15:15 オンラインポスターZoom会場 (1) (オンラインポスター)

コンビーナ:大竹 翼(北海道大学大学院工学研究院 環境循環システム部門)、実松 健造(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地圏資源環境研究部門 鉱物資源研究グループ)、高橋 亮平(秋田大学大学院国際資源学研究科)、野崎 達生(国立研究開発法人 海洋研究開発機構 海洋機能利用部門 海底資源センター)

現地ポスター発表開催日時 (2023/5/22 17:15-18:45)

13:45 〜 15:15

[HRE11-P07] 栃木県西古屋鉱床の炭素質粘土中の希土類元素の濃集

*実松 健造1昆 慶明1、星野 美保子1、髙橋 幸士1 (1.国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地圏資源環境研究部門)

キーワード:希土類元素、炭素質、セリサイト、ロウ石、粘土、西古屋鉱床

栃木県北西部に位置する西古屋鉱床は新第三紀の火山岩の熱水変質作用によって生成したセリサイト質ロウ石からなる粘土鉱床である。本研究において粘土鉱床中に脈状および粘土状に産する炭素質粘土に局所的に希土類が濃集していることが分かった。炭素質物質はもともと希土類に乏しかったため、熱水変質の過程で希土類が選択的に濃集したと考えられる。希土類鉱物や熱水変質中の希土類の分別について論じる。