日本地球惑星科学連合2023年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-GI 地球科学一般・情報地球科学

[M-GI31] 情報地球惑星科学と大量データ処理

2023年5月26日(金) 15:30 〜 16:45 展示場特設会場 (2) (幕張メッセ国際展示場)

コンビーナ:村田 健史(情報通信研究機構)、野々垣 進(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター)、本田 理恵(愛媛大学データサイエンスセンター)、深沢 圭一郎(京都大学学術情報メディアセンター)、座長:深沢 圭一郎(京都大学学術情報メディアセンター)、野々垣 進(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター)

16:00 〜 16:15

[MGI31-08] 大規模惑星大気数値シミュレーションデータの可視化ツールの開発 - 地図投影法の切り替え機能の実現方法の検討 -

森脇 大智1村橋 究理基2石渡 正樹2樫村 博基3高橋 芳幸3林 祥介3、*杉山 耕一朗1 (1.松江工業高等専門学校、2.北海道大学、3.神戸大学)

キーワード:可視化ツール、Web map tile service、数値シミュレーションデータ

Web Map Tile Service (WMTS) を活用した大規模惑星大気数値シミュレーションデータの可視化ツールの実現に向けて,地図投影法の切り替え機能と共有機能の実装について調査検討を行った.WMTS 対応の Web 地図ライブラリの特徴を調べたところ,地図投影の切り替え機能の実装にはライブラリを複数組み合わせることが有効であるとの示唆を得た.そこでラッピングと呼ばれるコンピュータプログラミング手法によって複数のライブラリを併用することにした.共有機能の実装にはドラッグ&ドロップマップ(https://gsj-seamless.jp/labs/ddmap/)という仕組みを拡張することにした.動作テストの結果,3 次元球面への投影を含む地図投影法の切り替え操作を Web ブラウザ上で容易に実現できることを確認した.また,JSON ファイルないし HTML 要素を公開したウェブサイトの URL という形で,数値シミュレーションデータの可視化に必要となる情報,例えば,コンター図かトーン図か,地図投影法,表示する物理量,拡大率,などを共同研究者間で共有することが出来るようになった.