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[MGI31-08] 大規模惑星大気数値シミュレーションデータの可視化ツールの開発 - 地図投影法の切り替え機能の実現方法の検討 -
キーワード:可視化ツール、Web map tile service、数値シミュレーションデータ
Web Map Tile Service (WMTS) を活用した大規模惑星大気数値シミュレーションデータの可視化ツールの実現に向けて,地図投影法の切り替え機能と共有機能の実装について調査検討を行った.WMTS 対応の Web 地図ライブラリの特徴を調べたところ,地図投影の切り替え機能の実装にはライブラリを複数組み合わせることが有効であるとの示唆を得た.そこでラッピングと呼ばれるコンピュータプログラミング手法によって複数のライブラリを併用することにした.共有機能の実装にはドラッグ&ドロップマップ(https://gsj-seamless.jp/labs/ddmap/)という仕組みを拡張することにした.動作テストの結果,3 次元球面への投影を含む地図投影法の切り替え操作を Web ブラウザ上で容易に実現できることを確認した.また,JSON ファイルないし HTML 要素を公開したウェブサイトの URL という形で,数値シミュレーションデータの可視化に必要となる情報,例えば,コンター図かトーン図か,地図投影法,表示する物理量,拡大率,などを共同研究者間で共有することが出来るようになった.