[S-GD01] 測地学・GGOS

[SGD01-12] 小型・低価格・多目的 SLR システム Omni-SLR の開発進捗報告

*大坪 俊通¹、荒木 博志²、横田 裕輔³、松本 岳大⁴、小林 美穂子¹、河野 賢司³、土井 浩一郎⁵、青山 雄一⁵、高嶋 徹⁶、柳本 教朝⁷ (1.一橋大学、2.国立天文台、3.東京大学生産技術研究所、4.宇宙航空研究開発機構、5.国立極地研究所、6.株式会社ビクセン、7.ソフトバンク株式会社)

キーワード：宇宙測地学、衛星レーザ測距

衛星レーザ測距(SLR)の将来の全球展開に向け，日本の産官学メンバーが集まって，最小の SLR システムをデザインしその組み上げを行っている．基本コンセプトは，小型かつ低価格にすることで，これは既存の大半の観測局とは対照的なものである．2023年初頭の段階ではまだ衛星に向けての測距試験は行っていないが，レーザー・タイマー・マウントなどの基本構成要素の試験は終え，それらを組み合わせる段階に入っている．本プロジェクトは，飛行機や衛星による将来の通信計画とも関連付けており，また南極への設置についても選択肢に含めて検討している．