日本地球惑星科学連合2023年大会

講演情報

[J] オンラインポスター発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-GD 測地学

[S-GD01] 測地学・GGOS

2023年5月24日(水) 15:30 〜 17:00 オンラインポスターZoom会場 (2) (オンラインポスター)

コンビーナ:横田 裕輔(東京大学生産技術研究所)、三井 雄太(静岡大学理学部地球科学科)、松尾 功二(国土交通省 国土地理院)

現地ポスター発表開催日時 (2023/5/23 17:15-18:45)

15:30 〜 17:00

[SGD01-P01] 富士山における2台のFG5による絶対重力測定(2022年9月)-相対重力計検定ラインの構築およびFG5の器差検定-

*今西 祐一1西山 竜一1本多 亮2 (1.東京大学地震研究所、2.山梨県富士山科学研究所)

キーワード:富士山、絶対重力測定、器差

2022年9月,富士山において,2台のFG5絶対重力計(シリアルナンバー#109および#241)を用いて絶対重力測定を行なった.まず,2台の重力計を山麓および5合目の測定点に設置して同時に稼働させ,各点における重力値を決定した.次に,2台の重力計を用いた比較測定を山麓の点において行い,相対的な器差を検定した.以上の結果をあわせて,2地点間の重力差を精密に決定した.決定された重力差は,床面から130cmの位置において(294,745.03 ± 0.25) µGal,床面において(294,656.04 ± 4.13) µGalであった.このことにより,相対重力計の感度検定にとって有用な測線を構築することができた.