日本地球惑星科学連合2024年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 G (教育・アウトリーチ) » 教育・アウトリーチ

[G-04] 小・中・高等学校,大学の地球惑星科学教育

2024年5月26日(日) 10:45 〜 12:15 103 (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:畠山 正恒(聖光学院中学高等学校)、丹羽 淑博(国立極地研究所)、座長:畠山 正恒(聖光学院中学高等学校)、丹羽 淑博(国立極地研究所)

11:00 〜 11:15

[G04-07] 学校教育における伊豆大島ジオパークの利用とパンフレット作成・報告に関する実践報告

*続木 敏之1飯田 和也1 (1.駒場東邦中学校高等学校)

キーワード:伊豆大島ジオパーク、フィールドワーク、パンフレット、アウトリーチ

伊豆大島ジオパークは、東京都心部からでも、高速船を利用すれば2時間程度で訪れることが可能である。さらに、バスやタクシーなどを手配すれば、山頂のカルデラまで乗船から3時間程度で到達することも可能である。このような恵まれた立地であることから、学校教育においても有用な教材である。そこで本実践では、伊豆大島ジオパークを利用し、高等学校における地理・地学教育の横断型プログラムを作成した。実践の対象は、首都圏の男子高校生とし、1泊2日の地理・地学教育の横断型プログラムを実施した。 

 また,参加生徒たちが主体的に現地でのフィールドワークを行えるよう,テーマごとに生徒がパンフレット作成と現地解説を行った。さらに参加生徒は,本校にて報告会を行い,参加しなかった生徒たちに伊豆大島ジオパークのアウトリーチ活動を行った。そのため,本実践では,生徒によるパンフレッ作成がフィールドワークに与える影響と,生徒によるアウトリーチ活動により,聴講者にどのような影響を与えるのかについても検証することとした。


・伊豆大島ジオパークの臼井里佳氏と東邦大学名誉教授の長谷川雅美博士には、地理・地学教育の横断型プログラムの実施にあたり、多大なご協力を頂いた。この場を借りて、感謝致します。