日本地球惑星科学連合2024年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-DS 防災地球科学

[H-DS09] 人間環境と災害リスク

2024年5月27日(月) 09:00 〜 10:15 コンベンションホール (CH-A) (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:佐藤 浩(日本大学文理学部)、畑山 満則(京都大学防災研究所)、中埜 貴元(国土交通省国土地理院)、座長:佐藤 浩(日本大学文理学部)

10:00 〜 10:15

[HDS09-05] 国土地理院の時系列干渉SAR画像を用いた北海道の活動性地すべり地形分布図の作成

*宇佐見 星弥1 (1.北海道立総合研究機構)

キーワード:活動性地すべり、分布図、時系列干渉SAR画像、ハザードマップ

地すべりによる災害リスク評価において、活発に変動する地すべり地形(活動性地すべり地形)の所在を把握することが重要である。本研究では、国土地理院が2022年6月27日に公開した北海道を網羅する時系列干渉SAR画像を、道総研が公開する「北海道の地すべり地形データマップ」と重ね合わせて判読し、活動性地すべり地形分布図を作成した。研究の結果、北海道全域で345箇所の活動性地すべり地形が検出され、その分布には地域性が認められた。本発表では、これらの結果を報告するとともに、いくつかの活動性地すべり地形でGNSSと時系列干渉SAR画像による変動観測を比較し、その結果から本研究では検出できなかった活動性地すべり地形の特徴について報告する。