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[MIS13-P07] 地震先行現象とみられるD領域電子密度上昇と雷活動の関係
キーワード:地震、先行現象、雷
2004年~2010年に運用された地震電磁気衛星DEMETERのデータから、地震に先行する夜間VLF帯電場強度減少現象がM≧4.8の地震、震央距離が500 km以内、地震発生前4時間前にあると報告された(Nemec et al, GRL, 2008)。この減少の起因を理解するために、独立の解析を行った。その結果、この強度減少は、人工的な地震カタログを用いて、発生頻度を調べたところ4σのレベルとなる極稀な減少であることが示された。また、衛星直下の活発な雷活動においても類似した強度減少が見られるが、ワシントン大のWWLLN雷カタログを用いて、この先行的な現象が見られるときの雷活動を調べたところ特に活発な雷活動は見られなかった。したがって、この強度減少の現象が、地震準備過程と強い関係がある可能性を示した。