17:15 〜 18:45
[MIS21-P04] 3 次元回転レイリーベナール対流における大規模渦の形成について
キーワード:回転流、熱対流、コヒーレント渦
高速回転する 3 次元レイリーベナール対流の数値実験を, より大きな水平計算領域を用いて行った. その結果, 初期熱対流が発生した後に, 水平方向に 1 つの正の大規模渦が発生する. 計算領域の水平スケールを大きくすると, 最終状態での平均運動エネルギーが増加し, 大規模渦が水平方向に拡大し, 計算領域の約半分に達する. 大規模渦の内部には強い正の小規模渦が多数存在する. 一方, 大規模渦の外側では正負の渦度を伴う小規模渦が一様に分布し, コヒーレントな構造は見出されない.