[M-SD35] 将来の衛星地球観測

[MSD35-P03] 小型降水レーダコンステレーション　－小型SAR衛星を用いた降水観測への応用－

*金丸 佳矢¹、益田 英知²、森本 祐生²、山地 萌果²、高橋 暢宏³ (1.情報通信研究機構、2.宇宙航空研究開発機構、3.名古屋大学)

キーワード：小型衛星、降水、GSMaP

本提案は、宇宙からの全球降水観測を通じて、宇宙利用から宇宙産業への転換につながる萌芽的ミッションを提案する。具体的には、小型合成開口レーダ(SAR)衛星を用いた降水観測への応用を提案する。近年、技術革新やコンステレーション構築が著しい小型SAR衛星を降水観測として使用する実現性を検討し、将来的には国内小型SAR衛星開発企業と協力しつつ産学官連携ミッションとして宇宙戦略基金への応募を目指す。提案を進めるために、実現性の机上検討を行う。SAR観測(地表面信号)から地表面降水強度を推定する方法、リソースが限られた小型衛星の運用などの開発要素を整理する。そして、国内小型SAR衛星開発企業との連携可能性を探る。