日本地球惑星科学連合2024年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 O (パブリック) » パブリック

[O-03] あなたは自然災害から生き残れますか?学校での学びで!

2024年5月26日(日) 15:30 〜 17:00 展示場特設会場 (2) (幕張メッセ国際展示場 6ホール)

コンビーナ:髙橋 裕(豊島岡女子学園)、根本 泰雄(立命館大学理工学部)、山本 隆太(静岡大学地域創造教育センター)、久利 美和(文部科学省)、座長:髙橋 裕(豊島岡女子学園)、根本 泰雄(立命館大学理工学部)、久利 美和(気象庁)

16:05 〜 16:20

[O03-03] 水害防災(水防災)を学ぶ 地理と地学

★招待講演

*山本 隆太1 (1.静岡大学地域創造教育センター)

キーワード:水防災、地理、地学、コンピテンシー

1.学校教育は社会とつながっている
社会における水害と水害防災(水防災)の在り方は年々、変化しています。
 学校教育は社会の変化に合わせて変化していきますが、社会の変化が早すぎると追いつけません。その場合には、学校の外でも自ら学ぶ必要があります。
 この発表では、水害からの防災(水防災)について、学校での学びで対応できる部分を再確認していきます。

2.教科書ではどのように書かれているのか?
まず、教科書(地理・地学)における水防災の記載について確認しますが、そもそも、地理と地学は別々の教科目ですが、なぜわかれているのでしょうか。また、地理と地学が連携する際のメリットとデメリットは何なのでしょうか。

3.地理における水防災学習の事例①
ここからは特に地理における水防災について紹介していきます。
「ハザードマップはいつ使えばいいのか?」について、防災タイムラインとして考えます。

4.地理における水防災学習の事例②
「地理は嫌いだけど歴史は好き」という方は多いです。そこで、防災について歴史からアプローチしてもらうために、まちの成り立ちと防災を考えます。

5.水防災のメリット(コンピテンシーとしての応用)
防災教育には災害毎に様々な取組があります。その中でも、防災の力を測るには風水害が適していると考えられます。なぜでしょうか?

6.ライフステージにおける水防災
学校教育が人生の学びのすべてではありません。人間の一生から防災の学びを考えるとともに、そこから学校教育での学びの意味を考えます。