日本地球惑星科学連合2024年大会

講演情報

[J] ポスター発表

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[O-08] 高校生ポスター発表

2024年5月26日(日) 13:45 〜 15:15 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 6ホール)

コンビーナ:原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、道林 克禎(名古屋大学 大学院環境学研究科 地球惑星科学系 岩石鉱物学研究室)、久利 美和(文部科学省)、紺屋 恵子(海洋研究開発機構)

13:45 〜 15:15

[O08-P44] 塩竈市浦戸桂島付近から七ヶ浜町における貫入岩の連続性

*畑山 絢音1、*武山 海瑠1、本田 大晟1、佐藤 悠真1、村上 尊琉1、愛場 梨功1 (1.宮城県多賀城高等学校)

キーワード:火山、貫入岩、微量元素、浦戸、蔵王火山

災害科学科で取り組んでいる浦戸巡検は,宮城県塩竈市浦戸諸島をフィールドに行われる。浦戸巡検は野々島・寒風沢島に分布する大塚層・松島層を中心に観察を行っているが,今回は発展研究として大塚層を連続して観察していたところ,野々島西方の桂島において大塚層の中に黒い層が入り込んでいることに気づいたことから,この巨礫貫入岩体に着目した。周辺地域の調査において,桂島南西方に位置する七ヶ浜町黒崎付近でも同等の巨礫貫入岩体が見られたことから,野外観察の結果を踏まえ貫入環境の仮説を提示する。このほか桂島付近に由来する同一の貫入岩であるかの検討に加え,本研究では目視観察に基づく色指数による検討,微量元素であるZr/Y比による検討を行う。加えて全岩分析の結果を用いて,蔵王火山等との比較検討を通じて「マグマ発生時のプレート深度」についても議論する。