17:15 〜 18:45
[SCG54-P07] 土曜海山の熔岩に見られる不思議な泡の形状
キーワード:土曜海山、泡
火山岩中の気泡のサイズと形状には噴火に伴い発生した現象が記録されていると考えられ、研究されている。近年海底火山の噴出物が採取され、その組織解析も多く行われるようになってきた。今回、土曜海山の岩石組織をCT撮影により解析した結果、特徴的な泡がみられたので、その結果を報告する。
⼟曜海⼭は伊⾖⼩笠原弧で⻄之島のすぐ北に位置する海底火山である。⼟曜海⼭は底径約28kmのほぼ円錐形の成層⽕⼭であり、⼭頂部の⽔深が約400m、麓の⽔深が3,200 m、⾼さ2,800 mの巨⼤な⽕⼭である。2018年にしんかい6500による潜航がおこなわれた。
この時得られたサンプルは斑晶の殆どが輝石結晶である珍しいアンカラマイトであった(Tamura et al. in preparation)。特に大きい結晶が含有されている6K1519-R08では、大きな気泡の中に別のマグマが流入し、その中で発泡が起きたように見える構造が観察された。気泡のサイズ分布を計測した所、2つの特徴的なサイズが認識された。発表ではこの不思議な気泡の成因について議論したい。
⼟曜海⼭は伊⾖⼩笠原弧で⻄之島のすぐ北に位置する海底火山である。⼟曜海⼭は底径約28kmのほぼ円錐形の成層⽕⼭であり、⼭頂部の⽔深が約400m、麓の⽔深が3,200 m、⾼さ2,800 mの巨⼤な⽕⼭である。2018年にしんかい6500による潜航がおこなわれた。
この時得られたサンプルは斑晶の殆どが輝石結晶である珍しいアンカラマイトであった(Tamura et al. in preparation)。特に大きい結晶が含有されている6K1519-R08では、大きな気泡の中に別のマグマが流入し、その中で発泡が起きたように見える構造が観察された。気泡のサイズ分布を計測した所、2つの特徴的なサイズが認識された。発表ではこの不思議な気泡の成因について議論したい。