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[SGD01-04] 日本における測地連携の強化 GGOS Japan ー国際測地コミュニティへの入り口-
キーワード:全球統合測地観測システム、GGOS、GGOS Japan、宇宙測地技術
全球統合測地観測システム(GGOS)は、地球システムの観測,監視に対してグローバル測地コミュニティが貢献を行う枠組みである。測地観測・プロダクツは、科学・社会に対して測地学の価値を届ける鍵であり,GGOSは、測地観測・プロダクツに関する促進・強化を行うための第一の連携場所として役割を果たすために、測地学内外の関係者と密に連携してきた。GGOSの役割の一つは、これらの関係者との連携を促進することである。GGOSアフィリエートは、国や地域の関係者間で測地連携、コミュニケーションを強化するためのGGOSの構成要素で、GGOS Japanは、日本での測地連携を強化するために”GGOS作業部会“として2013年に設立された第1番目のGGOSアフィリエートである。本発表では10年を超えるGGOS Japanの活動を包括的に紹介する。
日本、そして南極では、日本の6つの国の組織がVLBI、SLRを備えた大規模な測地施設を運用してきているが、これらの組織は、それぞれの測地事業に各々独立に参加してきた。そこで、2013年、日本の機関同士のコミュニケーションを強化し、各々の技術を超えた連携を推奨するために、日本におけるGGOS作業部会を設立した。
GGOS Japanは、基本的にはゆるやかな連携の枠組みであるが、議長、幹事、アウトリーチ担当、作業部会長(現在はデータDOI作業部会が活動中)、各技術代表(VLBI、SLR/LLR、GNSS、DORIS、重力)を備えている。毎年、年次会合を開催し、重点的なテーマに関する会合を開催することもある。国内学会、国際学会での科学セッションの企画、支援も行うとともに、2013年の国際レーザ測距ワークショップや2024年のIVS総会など、日本で測地学の国際会議のホストも行っている。
この10年間を通して、この枠組み、GGOS作業部会は、2017年にGGOSアフィリエートとして位置づけられ、2019年には、GGOS Japanに名称を改めた。2019年には、宮原がGGOS議長に選出された(2023年7月に退任)。GGOS Japanのウェブページは、GGOS本体のウェブサイト(https://ggos.org/)のもとで運用されており、GGOS Japanは、GGOS Youtubeチャンネルでのローカルタイ観測動画、”GGOSと測地学を知る“動画の日本語版、“地球基準座標系 -測地学が世界をつなぐ”動画の日本語版の作成など、測地学のアウトリーチにも参加している。
GGOS Japanは、重点的な活動も行っている。現在、運用の観点からITRF2020のレビューを行い、日本における将来のGGOSコアサイトの最適な設置場所を検討している。測地データのDOIも重点分野で、日本で測地データにDOIを付与する持続可能な方法について議論するために、GGOSのDOI委員会のKirsten Elger議長を2024年3月の国立極地研究所でのDOIワークショップに招待した。
2023年の年次会合では、GGOS Japanがコミュニティに提供した成果についてアンケートを実施し、以下が挙げられた。1)日本のコミュニティでの相互理解・コミュニケーションの強化、2)メンバーの所属組織、親組織への良いアピール、3)若手研究者の参加、4)国際的な課題に関する日本語での議論、5)国際測地コミュニティへの入り口。
GGOS Japanでは、国内の科学コミュニティとの連携の拡大、国際的な測地コミュニティとの連携を模索しており、特に他のGGOSアフィリエートを重点としている。
日本、そして南極では、日本の6つの国の組織がVLBI、SLRを備えた大規模な測地施設を運用してきているが、これらの組織は、それぞれの測地事業に各々独立に参加してきた。そこで、2013年、日本の機関同士のコミュニケーションを強化し、各々の技術を超えた連携を推奨するために、日本におけるGGOS作業部会を設立した。
GGOS Japanは、基本的にはゆるやかな連携の枠組みであるが、議長、幹事、アウトリーチ担当、作業部会長(現在はデータDOI作業部会が活動中)、各技術代表(VLBI、SLR/LLR、GNSS、DORIS、重力)を備えている。毎年、年次会合を開催し、重点的なテーマに関する会合を開催することもある。国内学会、国際学会での科学セッションの企画、支援も行うとともに、2013年の国際レーザ測距ワークショップや2024年のIVS総会など、日本で測地学の国際会議のホストも行っている。
この10年間を通して、この枠組み、GGOS作業部会は、2017年にGGOSアフィリエートとして位置づけられ、2019年には、GGOS Japanに名称を改めた。2019年には、宮原がGGOS議長に選出された(2023年7月に退任)。GGOS Japanのウェブページは、GGOS本体のウェブサイト(https://ggos.org/)のもとで運用されており、GGOS Japanは、GGOS Youtubeチャンネルでのローカルタイ観測動画、”GGOSと測地学を知る“動画の日本語版、“地球基準座標系 -測地学が世界をつなぐ”動画の日本語版の作成など、測地学のアウトリーチにも参加している。
GGOS Japanは、重点的な活動も行っている。現在、運用の観点からITRF2020のレビューを行い、日本における将来のGGOSコアサイトの最適な設置場所を検討している。測地データのDOIも重点分野で、日本で測地データにDOIを付与する持続可能な方法について議論するために、GGOSのDOI委員会のKirsten Elger議長を2024年3月の国立極地研究所でのDOIワークショップに招待した。
2023年の年次会合では、GGOS Japanがコミュニティに提供した成果についてアンケートを実施し、以下が挙げられた。1)日本のコミュニティでの相互理解・コミュニケーションの強化、2)メンバーの所属組織、親組織への良いアピール、3)若手研究者の参加、4)国際的な課題に関する日本語での議論、5)国際測地コミュニティへの入り口。
GGOS Japanでは、国内の科学コミュニティとの連携の拡大、国際的な測地コミュニティとの連携を模索しており、特に他のGGOSアフィリエートを重点としている。