日本地球惑星科学連合2024年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-SS 地震学

[S-SS10] 強震動・地震災害

2024年5月27日(月) 13:45 〜 15:15 302 (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:友澤 裕介(鹿島建設)、林田 拓己(国立研究開発法人建築研究所 国際地震工学センター)、座長:森 伸一郎(愛媛大学)、林田 拓己(国立研究開発法人建築研究所 国際地震工学センター)

14:45 〜 15:00

[SSS10-05] 2023年トルコ・カフラマンマラシュ地震における地震計サイトと被害集中域の微動測定

*森 伸一郎1、オゼル ヌルジャン2、羽田 浩二3、藤野 義範3林田 拓己4、ポラット ギュルテン5、コルクスズ・オズトュルク ヤセミン2、ケペクチ ディレク2、後藤 浩之6、小山 真紀7大里 重人8、山田 雅行3千葉 達朗9 (1.愛媛大学、2.ボアジチ大学、3.ニュージェック、4.国立研究開発法人 建築研究所、5.イェディテペ大学、6.京都大学、7.国立大学法人 東海国立大学機構 岐阜大学、8.土質リサーチ、9.アジア航測)

キーワード:微動測定

本研究の目的は、地震計周辺の構造物・地盤の損傷程度と高密度広域で記録された地震動の対応から、MM震度9以上の震度を適切に評価できる地震動記録を用いた新たなMM震度算出式を開発し、微動測定と震度アンケート調査により各都市の被害集中域の震度を明らかにすることである。また、高密度震度の分布を評価するため、チュルキエや日本の会員と協力して、市民を対象としたアンケート調査を実施するほか、地震計の設置地域での聞き取り調査や小中学校を通じたアンケート調査も行う。その結果は、トルコの復興、今後の建築設計基準の見直し、地震リスク管理などに役立つことが期待される。ここでは,地震計サイト31か所と被害集中域28か所の微動測定結果について報告する.