17:15 〜 18:45
[U15-P55] 能登半島東部群発地震活動域周辺での電磁場連続観測
キーワード:能登、群発地震、比抵抗構造、時間変化
我々は、2020年末より群発地震活動と局所的な非定常地殻変動が継続している石川県珠洲市周辺において、2022年度末より電磁場連続観測を展開している。この群発地震活動は、地下流体の移動拡散に関係する活動と考えられ、その流体の動態を電磁場の連続観測により捉えようとする試みである。
電磁場連続観測は、電磁場5成分と電場2成分を計測する2種類の広帯域電磁場観測装置(NTシステムデザイン社製ELOG-MTならびにELOG-Dual)で構成され、サンプリング間隔15Hz(連続), 150Hz(UT13時-21時), 2400Hz(UT15-20時)の電磁場データを収録している。連続観測は、5成分観測点1点、2成分観測点5点の計6点で2022年度末に開始し、2023年5月5日のM6.5、2024年1月1日のM7.6のそれぞれの地震に対して、計4点で地震前後の長期間の電磁場記録を取得できた。
本発表では、取得された電磁場記録を用いて、電磁応答の長期的な時間変化がみられるか否か、地震時前後の短期的な電磁場信号が存在するか否かについて報告する予定である。
電磁場連続観測は、電磁場5成分と電場2成分を計測する2種類の広帯域電磁場観測装置(NTシステムデザイン社製ELOG-MTならびにELOG-Dual)で構成され、サンプリング間隔15Hz(連続), 150Hz(UT13時-21時), 2400Hz(UT15-20時)の電磁場データを収録している。連続観測は、5成分観測点1点、2成分観測点5点の計6点で2022年度末に開始し、2023年5月5日のM6.5、2024年1月1日のM7.6のそれぞれの地震に対して、計4点で地震前後の長期間の電磁場記録を取得できた。
本発表では、取得された電磁場記録を用いて、電磁応答の長期的な時間変化がみられるか否か、地震時前後の短期的な電磁場信号が存在するか否かについて報告する予定である。