[AHW32-P18] 溶存ガスを使用した沿岸地下水の涵養温度、流動、脱窒の推定
農園地帯において、肥料散布による地下への窒素負荷は従来から指摘されている。その窒素の脱窒過程で生じるN2Oは温室効果ガスとして地球環境への負荷も危惧されている。脱窒の状態を確認することは、環境負荷を考えるうえで重要といえる。
本研究では、果樹園地帯に設けた観測井戸の地下水中溶存N2ガス濃度の測定を行うことで、地中での脱窒状況の確認を試みた。
その結果、溶存N2ガス濃度のエクセス量を地下水温度から概算したところ、
溶存酸素量と負の相関がみられた。これは、溶存酸素がすくないほど、脱窒・N2生産が行われていると考えられ、嫌気性脱窒菌の活動が示唆された。
これは先行研究の結果とも親和的であり、より多角的に考察することで、脱窒状態の評価が可能になると考えられる。
本研究では、果樹園地帯に設けた観測井戸の地下水中溶存N2ガス濃度の測定を行うことで、地中での脱窒状況の確認を試みた。
その結果、溶存N2ガス濃度のエクセス量を地下水温度から概算したところ、
溶存酸素量と負の相関がみられた。これは、溶存酸素がすくないほど、脱窒・N2生産が行われていると考えられ、嫌気性脱窒菌の活動が示唆された。
これは先行研究の結果とも親和的であり、より多角的に考察することで、脱窒状態の評価が可能になると考えられる。