[SCG75-P01] 瑞浪超深地層研究所立坑内およびその周辺域で観測された平成28年(2016年)熊本地震の地震動に伴う間隙水圧/地下水位変化
キーワード:平成28年(2016年)熊本地震(Mj7.3)、地震地下水応答、岐阜県東濃地域
2016年4月16日に発生した平成28年(2016年)熊本地震(Mj7.3)の地震動に伴う指数関数的な間隙水圧/地下水位変化が震源距離665kmの瑞浪超深地層研究所(MIU)内観測点STG200 NおよびSTG200観測点、MIUの南約500mに位置するTGR350観測点で観測された(Asai et al, JPGU2016)。
昨年の報告では変化が進行途中であったが、その後各観測点の間隙水圧変化および水位変化は6月5日でそれぞれ変化のピークを迎え、STG200Nで30kPa、STG200で28 kPa水圧が上昇しその後減少、TGR350では2.3m水位が上昇しその後低下している。変化の様子は異なるが、MIU立坑内300m深度のSTG300観測点やMIUから北西に約1㎞離れたSBS105観測点など近傍観測点においても地震動に伴う水位変化が観測されている。
講演ではこれらの間隙水圧/地下水位変化記録の紹介を行い、観測点近傍の水理地質構造を考慮した間隙水圧変化/水位変化の定性的/定量的モデルについての議論を行う。
昨年の報告では変化が進行途中であったが、その後各観測点の間隙水圧変化および水位変化は6月5日でそれぞれ変化のピークを迎え、STG200Nで30kPa、STG200で28 kPa水圧が上昇しその後減少、TGR350では2.3m水位が上昇しその後低下している。変化の様子は異なるが、MIU立坑内300m深度のSTG300観測点やMIUから北西に約1㎞離れたSBS105観測点など近傍観測点においても地震動に伴う水位変化が観測されている。
講演ではこれらの間隙水圧/地下水位変化記録の紹介を行い、観測点近傍の水理地質構造を考慮した間隙水圧変化/水位変化の定性的/定量的モデルについての議論を行う。