JpGU-AGU Joint Meeting 2017

講演情報

[JJ] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS14] [JJ] ジオパーク

2017年5月21日(日) 13:45 〜 15:15 A01 (東京ベイ幕張ホール)

コンビーナ:藁谷 哲也(日本大学大学院理工学研究科)、平松 良浩(金沢大学理工研究域自然システム学系)、松原 典孝(兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科)、尾方 隆幸(琉球大学島嶼防災研究センター)、座長:平松 良浩(金沢大学理工研究域自然システム学系)、座長:尾方 隆幸(琉球大学島嶼防災研究センター)

15:00 〜 15:15

[MIS14-12] シオサイトの定義と日本での運用実態

*目代 邦康1 (1.日本ジオサービス株式会社)

キーワード:ジオサイト、保全地球科学、用語の定義

ジオパークは,複数のジオサイトからなる.日本のジオパーク活動においては,これまで,ジオサイトは「地球科学を中心とした自然・文化的みどころ」とされ,厳密な定義はなされてこなかった.地学の見どころは,ジオツーリズムの対象という意味においては,間違ってはいないが,本来的な目的である,科学的な価値を持つ場所であり保全の対象となるという意味が抜けている.2015年より,世界ジオパークはユネスコ正式事業となり,社会的な認知度も向上した.そのような状況なかで,個々のジオパークが独自の認識に基づきジオサイトを指定している状況は改められなければならない.日本の各ジオパークのジオサイトを,保全地球科学的視点から整理する.その上でジオサイトの定義についての議論を深める.