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[MIS22-15] ジャイアントピストンコアリングで日本海溝の過去の地震発生を検出する:IODPプロポーザル866
キーワード:長尺ピストンコアリング、日本海溝、IODP
2011年東北沖地震とそれに伴う津波による甚大な被害以降、過去の巨大地震・津波の履歴の解明が重要となっている。深海底のタービダイトは地震発生の証拠の一つとされ、通常のピストンコアの解析から過去1500年程度の間の日本海溝底のタービダイト記録が陸上の津波堆積物記録や古文書記録と整合的であることがわかってきた。深海底は陸域よりも安定した堆積環境を維持しているので、より長期間にわたる地震記録が得られることが期待される。そこでIODPプロポーザル866ではジャイアントピストンコアリングや掘削の手法を用いて、より長期間にわたる日本海溝の地震履歴を解明するとともに、巨大地震の海底環境や炭素循環への影響を評価することをめざしている。