13:45 〜 15:15
[O05-P17] 海山模型を用いた乱流混合による水温分布の変化
キーワード:海
東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻の日比谷紀之教授より、月が生み出す潮汐流が地球の深層海流による熱輸送に影響を及ぼすという報告がある。これは、潮汐流によって生み出された乱流が海の表層の熱を深層に伝え、深層水が浮力を得て湧昇する仕組みである。本研究では、観賞用水槽内でオリジナルの海山模型を動かすことにより、疑似的に月が生み出す潮汐流の再現をおこなった。実際の海を模した水槽内において深層循環が再現されたという評価については、各ポイントに設置された複数の高速応答温度プローブによる温度測定結果をもとに、水温分布の時間変化から判断した。以上の内容について報告する。