JpGU-AGU Joint Meeting 2017

講演情報

[JJ] ポスター発表

セッション記号 O (パブリック) » パブリック

[O-06] [JJ] 日本のジオパーク-しくじりから見えてくるジオパークの理想像-

2017年5月20日(土) 10:45 〜 12:15 ポスター会場 (国際展示場 7ホール)

コンビーナ:松原 典孝(兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科)

[O06-P35] おおいた姫島ジオパーク拠点施設の概要と活用

中城 利克1、*堀内 悠1 (1.姫島村役場企画振興課おおいた姫島ジオパーク推進協議会)

キーワード:資料館、ジオパーク活動拠点、ビジターセンター、天一根

おおいた姫島ジオパークでは、平成28年度に姫島村内に新たなジオパーク拠点施設を整備した。本拠点施設は、平成29年2月に竣工し、平屋建て、延床面積247.38m2、敷地面積1252.90m2の施設である。建物内には、メインとなる115.52m2の展示室、28.88m2の保管室のほか、会議・調査作業室、事務室、トイレを備える。保管室は、壁の素材に調湿ボードを採用し、貴重な資料、古文書等の保管管理も可能である。新施設では、職員が常駐して見学者への対応や展示解説などを行い、ジオパークに関する情報発信、野外での観察が難しい化石や鉱物等の展示、ジオパークの取り組みや子供たちの学習成果の紹介等、展示を活用した取り組みを行う。とくにジオツアーの受け入れ時には、ジオパーク全体の概要説明を行い、お客様にストーリーをわかりやすく伝えられ、雨天時にも十分な情報を提供することが可能となる。今後は、展示解説できる職員やガイドの養成を行うとともに、展示内容も工夫を重ね、様々な活用方法を検討していく予定である。