函館大会(第51回石油・石油化学討論会)

セッション情報

ポリマー・オリゴマー

[1F05-07] ポリマー・オリゴマー(2)

2021年11月11日(木) 10:15 〜 11:30 F会場 (函館アリーナ スタジオB)

座長:和田 透(北陸先端科学技術大学院大学)

10:15 〜 10:30

○古田 理紗1、菅沼 学史1、辻 悦司1、片田 直伸1 (1. 鳥取大学工学部附属グリーン・サスティナブル・ケミストリー研究センター)

本研究はテトラヒドロフラン(THF)とアルカンジオールを共重合させ,ウレタン樹脂のソフトセグメントであるポリエーテルポリオールを合成することを目的とする.触媒には生成物との分離が容易で耐久性に優れる固体酸を用いた.*BEAゼオライトはTHFとジオールの転化率が種々の固体酸より高く,これらが共重合した分子量500–600相当のオリゴマーが生成した.ジオールの脱水縮合を伴う共重合はゼオライトの強酸点上で進行すると考えられる.

10:30 〜 11:15

○竹内 大介1 (1. 弘前大学大学院理工学研究科)

エチレン重合における生成ポリエチレンの折り畳み構造の制御や、共役ジエンの重合におけるミクロ構造の制御を目指し、新しい遷移金属触媒系についての検討を行った。エチレン重合については、多孔質ガラスに担持した触媒を用いることで空孔内部で重合反応が起こり、ガラス表面に超高分子量ポリエチレンが生成することを見出した。また、エチレン重合に有効なNHC配位子をもつ銀錯体を見出した。希土類アミドとピリジン誘導体を組み合わせた触媒系を用いることで、イソプレンのcis-1,4-選択的重合を達成した。

11:15 〜 11:30

○KITPHAITUN Suphitchaya1、野村 琴広1 (1. 東京都立大学)

フェノキシ配位非架橋ハーフチタノセン錯体触媒を用いるとエチレンと非環式テルペンであるミルセンとの共重合が進行した。発表では、使用する錯体触媒の構造と触媒活性や得られるポリマーのミクロ構造への影響、得られるポリマーの機械的性質等についても紹介するつもりである。
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