[1D07-1D08] インターナショナル sess. (1)

[1D07] 担持Au触媒による不活性なC–NおよびC–O結合のボリル化

○西尾 英倫¹、三浦 大樹^1,2、宍戸 哲也^1,2 (1. 東京都立大学大学院都市環境科学研究科、2. 水素エネルギー社会構築推進研究センター)

キーワード：Supported Au catalyst, Borylation, Unactivated bond

有機ホウ素化合物は医薬品などの高付加価値分子を得るために広く利用される。一方、C–O結合やC–N結合などの不活性結合はバイオマスに豊富に存在し、その効率的な変換はカーボンニュートラル推進の観点から注目されている。しかしながら、不活性結合の変換は、反応性の高い化合物へ事前に誘導し、活性化が必要な場合がほとんどである。本研究ではAu/Fe₂O₃触媒を用いることで、C(sp³)–O結合やC(sp³)–N結合のボリル化が効率的に進行することを見出した。