[1F11-1F16] 設備保全 (3)

[1F14] 日中放射冷却素材の電気設備などへの導入効果

○甲坂 朋也¹、大杉 亮輔^1,2、末光 真大^1,2 (1. SPACECOOL株式会社、2. 大阪ガス株式会社)

キーワード：radiative cooling, thermal radiation, Decarbonization

放射冷却現象により直射日光下において周囲より受動的に温度低下する素材(放射冷却素材)は、脱炭素社会実現の一助として期待されている。当素材は外気温と素材温度が同一の場合に太陽光や大気由来の熱輻射のエネルギー吸収量よりも、大気の透過率が高い波長帯8-13 μmの熱輻射を介した宇宙へのエネルギー放出量が大きくなるよう光学設計された素材である。この素材を電気設備等へ適用し、機器冷却に必要な消費電力量を19％以上低減させ、環境温度を未施工時より低減させられた結果について報告する。