[2D01-2D04] インターナショナル sess. (4)

[2D02] 極性勾配反応場でのスピロピランによる二酸化炭素吸脱着の光制御

○田代 啓悟¹、大鳥 誠生¹、里川 重夫¹ (1. 成蹊大学)

キーワード：CO2 concentration, photochromic spiropyran, polar-gradient field

モンモリロナイト層間に構築した極性勾配場にスピロピランを導入した合理的な設計のシステムにより、二酸化炭素（CO₂）の光誘起吸脱着モードのスイッチングを実現した。密度汎関数計算とCO₂吸着実験により、スピロピランがクーロン相互作用やファンデルワールス相互作用などの弱い相互作用だけでなく、電子的相互作用によってCO₂を捕捉でき、光異性化により生じたメロシアニンはCO₂の放出モードにあることが示された。