石油学会 大阪大会(第53回石油・石油化学討論会)

講演情報

C1化学

[2E15-2E18] C1化学 (1)

2023年10月27日(金) 14:30 〜 15:30 E会場 (7F-702号室)

座長:大須賀 遼太(北海道大学)

14:30 〜 14:45

[2E15] メタンドライリフォーミング反応に向けたCr, Ni含有脱アルミニウムBetaゼオライト触媒の合成

○田村 和也1、三宅 浩史1、内田 幸明1、西山 憲和1 (1. 大阪大学)

キーワード:Carbon dioxide capture and utilization, Dry reforming of methane, zeolite

温室効果ガスである二酸化炭素の有効利用に向けて、メタンドライリフォーミング(DRM)反応が注目されている。DRM反応は吸熱反応であるため、800度程度の高温条件が有利である。しかし、高温条件下ではエネルギー消費が大きく実用化に向かない。本研究では、ゼオライトの欠陥サイトにCrを修飾し、その担体にNiを担持させた新規Ni系触媒を開発し、600度の低温条件下で高いDRM活性を確認した。また、触媒失活の原因となる炭素析出の抑制に成功した。