石油学会 大阪大会(第53回石油・石油化学討論会)

講演情報

C1化学

[2E19-2E22] C1化学 (2)

2023年10月27日(金) 15:45 〜 16:45 E会場 (7F-702号室)

座長:芳田 嘉志(金沢大学)

16:00 〜 16:15

[2E20] LNT触媒を用いた過剰酸素雰囲気下における電場NOx還元

○伊野田 優来1、重本 彩香1、鵜飼 千尋1、比護 拓馬1、岡 耕平2、関根 泰1 (1. 早稲田大学、2. いすゞ中央研究所)

キーワード:Lean NOx reduction, Electric field catalysis, Catalysis

近年、通常のガソリンエンジンよりも高出力で熱効率の良い、リーンバーンエンジンやディーゼルガソリンエンジンが注目されている。これらのエンジンはCO2排出量が削減できる一方で、触媒が過剰な酸素にさらされるためNOxを還元することが極めて難しい。本研究では、LNT触媒に電場触媒プロセスを適用することで、過剰酸素雰囲気かつ低温でNOxを効率よくN2に転換することを目指した。その結果、NOxを吸蔵したPt–BaO/CeO2に電場を印加することにより、従来はNOx還元が進行しない低温域でNOxをN2に転換できることを見出した