[CRS-2] 医療ビッグデータ時代におけるデータ駆動型研究の実践
[Abstract]
ビッグデータという言葉が社会に認知されるようになって久しい.また近年のデータサイエンスの文脈においてもビッグデータとの関連が議論されている.この流れは情報科学や社会科学に限らず,医学・保健医療分野の研究にも広がりをみせ,まさに医療ビッグデータ時代に突入してきている.実際の医療現場や研究の中で取得される医療データとしては,診療記録や臨床検査値,レセプトデータ,画像データ,ゲノムデータなど,多量性,多種性,複雑性をもち,従来の典型的な技術ではその扱いも難しくなってきている.一方,医療分野における研究では,医学的観点・臨床的側面からの判断や,より高い信頼性および倫理性が求められるため,一般的なデータサイエンスやAIの議論と異なる注意すべき点も多い.
本講演では,歯科領域を含めた最近の健康・医療分野におけるビッグデータを概観し,それを利活用するためのデータサイエンスの役割,関わり方,解析のための方法や技術等について,具体的な事例をふまえて概説する.さらに今後の医療ビッグデータの利活用に向けた取組みや展望・課題についても議論したい.
トピックス
●医療ビッグデータ
●データサイエンス
●臨床データ
ビッグデータという言葉が社会に認知されるようになって久しい.また近年のデータサイエンスの文脈においてもビッグデータとの関連が議論されている.この流れは情報科学や社会科学に限らず,医学・保健医療分野の研究にも広がりをみせ,まさに医療ビッグデータ時代に突入してきている.実際の医療現場や研究の中で取得される医療データとしては,診療記録や臨床検査値,レセプトデータ,画像データ,ゲノムデータなど,多量性,多種性,複雑性をもち,従来の典型的な技術ではその扱いも難しくなってきている.一方,医療分野における研究では,医学的観点・臨床的側面からの判断や,より高い信頼性および倫理性が求められるため,一般的なデータサイエンスやAIの議論と異なる注意すべき点も多い.
本講演では,歯科領域を含めた最近の健康・医療分野におけるビッグデータを概観し,それを利活用するためのデータサイエンスの役割,関わり方,解析のための方法や技術等について,具体的な事例をふまえて概説する.さらに今後の医療ビッグデータの利活用に向けた取組みや展望・課題についても議論したい.
トピックス
●医療ビッグデータ
●データサイエンス
●臨床データ