[ES1-1] 前歯部審美歯科治療の治療オプション~デザインおよびマテリアルの選択~
[Abstract]
患者の審美性の強い要求と脱メタルという潮流から,セラミック材料を用いた審美歯科治療が広く臨床応用されている.なかでも前歯部審美歯科治療における歯冠補綴装置の主流は二ケイ酸リチウムガラスセラミックスとジルコニアとなってきた.さらには高透光性ジルコニアの出現により審美性と機械的強度に優れた歯冠補綴装置の製作も可能になってきた.これらのモノリシック材料が普及したことにより,支台歯形成のデザインや適応範囲などが変化している.さまざまな種類の歯冠補綴装置が使用可能となった現在では,より多くの症例に対して審美歯科治療を提供できる.
しかし,それぞれのマテリアルを最大限活かすようなマテリアルの選択や,適切なデザインを選択しなければ機能的かつ審美的な結果を長期的に得ることができず,早期に何らかの臨床トラブルが生じる可能性があると思われる.
本講演では,現在使用可能な間接修復に関するデザインおよびマテリアルの選択基準を中心に,臨床例と文献ベースを加え考察したいと考える.
患者の審美性の強い要求と脱メタルという潮流から,セラミック材料を用いた審美歯科治療が広く臨床応用されている.なかでも前歯部審美歯科治療における歯冠補綴装置の主流は二ケイ酸リチウムガラスセラミックスとジルコニアとなってきた.さらには高透光性ジルコニアの出現により審美性と機械的強度に優れた歯冠補綴装置の製作も可能になってきた.これらのモノリシック材料が普及したことにより,支台歯形成のデザインや適応範囲などが変化している.さまざまな種類の歯冠補綴装置が使用可能となった現在では,より多くの症例に対して審美歯科治療を提供できる.
しかし,それぞれのマテリアルを最大限活かすようなマテリアルの選択や,適切なデザインを選択しなければ機能的かつ審美的な結果を長期的に得ることができず,早期に何らかの臨床トラブルが生じる可能性があると思われる.
本講演では,現在使用可能な間接修復に関するデザインおよびマテリアルの選択基準を中心に,臨床例と文献ベースを加え考察したいと考える.