[LS2] ナビゲーションシステム「X-ガイド」と仮想マーカー法について
[Abstract]
インプラント手術の大きな起点はオッセオインテグレーションの発見,CTの開発,サージカルガイド(静的),この3点であったと考えられる.
3Dナビゲーションシステムはインプラント治療の第4の革命である.インプラント埋入に際して従来の術者の経験を元にフリーハンドの時代からサージカルガイドを使用したガイデッドサージェリーに移行してきている.1990年代に脳神経外科分野で初めてナビゲーションサージェリーで脳腫瘍の切除を行って以来,病理検査のための組織切除や人工関節置換術などに,応用され医科界に大きな革命をもたらした.
現在使用されている静的ガイドシステムではスリーブとバーのブレ,盲目的なドリリングにより下歯槽神経などに近接してしまうリスク,注水が届かないところによる骨火傷,開口量により使用できない場合などの課題もある.
3Dナビゲーションシステム「X-ガイド」はDTX StudioTM Implant で骨内の(解剖学的)状況を把握し,治療計画を立て,手術的時に骨内の三次元的な構造を画面で確認しながら手術ができる動的ガイドシステムである.
手術時に起こる治療計画の変更,例えば少し近心にずらすなど画面上で設計変更でき,実行できる.侵襲度も低く,事前にデジタルワックスアップなどでインプラントの埋入位置をプランニングできることから手術後の補綴装置製作の精度を上げるツールとなりえる.
ナビゲーションシステム「X-ガイド」を使用し,より精度を上げる仮想マーカー法の説明とよりアドバンスな使い方の説明を行う.
トピックス
●ナビゲーションシステム「X-ガイド」
●仮想マーカー法
●ナビゲーションシステムのアドバンス応用
インプラント手術の大きな起点はオッセオインテグレーションの発見,CTの開発,サージカルガイド(静的),この3点であったと考えられる.
3Dナビゲーションシステムはインプラント治療の第4の革命である.インプラント埋入に際して従来の術者の経験を元にフリーハンドの時代からサージカルガイドを使用したガイデッドサージェリーに移行してきている.1990年代に脳神経外科分野で初めてナビゲーションサージェリーで脳腫瘍の切除を行って以来,病理検査のための組織切除や人工関節置換術などに,応用され医科界に大きな革命をもたらした.
現在使用されている静的ガイドシステムではスリーブとバーのブレ,盲目的なドリリングにより下歯槽神経などに近接してしまうリスク,注水が届かないところによる骨火傷,開口量により使用できない場合などの課題もある.
3Dナビゲーションシステム「X-ガイド」はDTX StudioTM Implant で骨内の(解剖学的)状況を把握し,治療計画を立て,手術的時に骨内の三次元的な構造を画面で確認しながら手術ができる動的ガイドシステムである.
手術時に起こる治療計画の変更,例えば少し近心にずらすなど画面上で設計変更でき,実行できる.侵襲度も低く,事前にデジタルワックスアップなどでインプラントの埋入位置をプランニングできることから手術後の補綴装置製作の精度を上げるツールとなりえる.
ナビゲーションシステム「X-ガイド」を使用し,より精度を上げる仮想マーカー法の説明とよりアドバンスな使い方の説明を行う.
トピックス
●ナビゲーションシステム「X-ガイド」
●仮想マーカー法
●ナビゲーションシステムのアドバンス応用