第58回アイソトープ・放射線研究発表会

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特別講演「ミュー粒子を用いた顕微鏡の実現に向けて-自然科学と人文科学-」

Wed. Jul 7, 2021 1:00 PM - 2:00 PM 第1会場

座長:柴田 裕実(大阪大学 産業科学研究所)

1:00 PM - 2:00 PM

[1202-02-01] 「ミュー粒子を用いた顕微鏡の実現に向けて-自然科学と人文科学-」

〇三宅 康博1 (1. 高エネルギー加速器研究機構)


これまで放射光,イオンビーム,中性子などの量子ビームを用いて自然科学研究の試料のみならず考古学資料,文化財資料など様々な人文科学的試料の分析が行われているが,最近,新たにミュー粒子ビームを用いた非破壊研究手法が高エネルギー加速器研究機構(KEK)を中心に開発されている.
そこでKEKの三宅康博先生にミュー粒子を利用する自然科学,考古学・文化財研究の分析技術や関連研究について紹介していただくともに、文理融合研究のあり方について特別講演をお願いし,この新技術普及の一助となることを期待する.


In the symposium, the latest status of the J-PARC MUSE and the sophisticated novel techniques such as a transmission muon microscopy or a scanning negative muon microscope to provide a novel insight (3D image) to materials research will be reported.