2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

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オーガナイズドセッション » [オーガナイズドセッション] OS-28 複雑化社会における意思決定・合意形成のためのAI技術

[1D2-OS-28a] 複雑化社会における意思決定・合意形成のためのAI技術(1)

2018年6月5日(火) 15:20 〜 17:00 D会場 (4F カトレア)

16:40 〜 17:00

[1D2-OS-28a-03] 自律的ファシリテータエージェントのための内容とプロセスを考慮した議論文脈理解モデルの検討

〇白松 俊1、池田 雄人1、北川 晃1、幸浦 弘昂1、伊藤 孝行1 (1. 名古屋工業大学)

キーワード:ファシリテーション、議論理解、行動選択

本稿では,議論ファシリテータエージェントの実装のために必要な議論文脈理解モデルとして,議論内容の理解モデルと,議論プロセスの理解モデルを検討する.
まず共通する要素として,「議論の場」に関するパラメータを定式化する.ファシリテーションにおいては構造の時間変化が重要なため,時刻tを重視した定式化を提案する.
議論内容の理解においては,gIBISやDeliberatorium等で伝統的に用いられているような,論点(課題)と案から成る構造が必要と考え,定式化を検討する.
また,議論プロセスの理解においては,参加者の関係性変化や「場の空気」に関するパラメータの定式化について述べる.
更に,これらのパラメータの推定結果を用いたファシリテータエージェントの行動決定や質問生成手法を検討する.