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[2C4-03] 高齢者をつなぐ巡学ロボットにおけるユーザの感情表出量に基づく対話選択のアルゴリズム
キーワード:音声対話ロボット、対話選択アルゴリズム、高齢者
我々は、高齢者の孤立の解決を目的とした巡学ロボットを提案した。巡学ロボットとは、多地点の複数ユーザの下を巡りながら学習するロボットである。予備調査から、ユーザ間の教示量の均等化が重要であることが示唆された。加えて我々は、関係構築において共感が重要だと考えた。そこで、我々は巡学ロボットのためのユーザの感情表出量による対話選択のアルゴリズムを提案する。感情表現語と同文内の自立語数を感情表出量と定義した。提案手法では、まず感情表出量を用いてユーザをクラス分類する。次に、感情表現語と自立語との共起確率から話題を決定する。そして、共感と感想の促しをこれらを基に切り替える。本稿は、ユーザの感情表出量による対話選択のアルゴリズムを提案するものである。