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[2H4-NFC-4b-03] インバウンド観光マーケティングモデル「グリーンAIアカデミー」
キーワード:グリーンAI
2016年夏のサンゴ大白化現象が生じて以降,宮古島の白化サンゴを2年にわたり観察した結果,完全白化状態から回復した健全なサンゴが多く確認できた.よって,今後増加するであろう白化影響を受けたサンゴ礁の回復評価を行う場合,白化が進行しているのか,回復しているのかの識別が必要になる.この課題を解決するため,高精度なサンゴ礁回復評価を目標にした深層学習フレームワーク(以降、グリーンAI)を導入することにした.この深層学習用の学習データとしては,過去2年100日間にわたる野外観察データ(写真動画:2Tb)を活用する.また,白化回復の正解ラベル設定は,筆者が担当しつつ,アノテーター養成のための「グリーンAIリテラシー育成プログラム」も多言語で作成する.外国人観光客に「グリーンAリテラシー」体験学習を提供し,宮古島のサンゴ礁保全に貢献する「グリーンファン」へと誘うインバウンド観光マーケティングを目指す.