2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

講演情報

口頭発表

一般セッション » [一般セッション] 9.自然言語処理・情報検索

[3G2] 自然言語処理-文書構造解析

2018年6月7日(木) 15:50 〜 17:30 G会場 (5F ルビーホール飛天)

座長:西田 京介(NTT)

16:30 〜 16:50

[3G2-03] EP特許公報を用いた英文同義語辞書の自動作成手法の提案

〇丸崎 恒司1、津田 和彦1 (1. 筑波大学大学院ビジネス科学研究科)

キーワード:同義語辞書

近年,企業の特許戦略が量から質へと変換しつつあること,企業間の特許係争が増加傾向であることを受け,不要な特許出願の抑制や,競合他社の保有する特許の無効化のため,特許調査の需要はますます増え続けている.中でも外国特許調査の需要は高い.
 これらの特許調査においては,漏れのない調査のために,調査対象となる発明に関連した用語のみならず,その同義語や上位概念あるいは下位概念の用語を検索語として調査することが一般的である.よって,特許文書に特有の上位概念化・抽象化した用語を網羅した同義語辞書を作成することができれば,特許調査における最適な検索語の抽出や,類似文書の自動抽出ツールにおける精度向上などに有益と考えられる.
 そこで本研究では,欧州特許出願のEuropean Patent publication,European Patent Specificationから自動的に英文の同義語辞書を構築する方法を提案する.