2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

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口頭発表

一般セッション » [一般セッション] 13.AI応用

[3Z2] AI応用-アルゴリズム開発・産業応用

2018年6月7日(木) 15:50 〜 17:30 Z会場 (3F 松・竹)

座長:井上 中順(東京工業大学)

15:50 〜 16:10

[3Z2-01] マインドフル・ドライビング:fNIRS を用いた自動車運転中の注意状態の分析

〇藤原 侑亮1、日和 悟2、廣安 知之2 (1. 同志社大学大学院生命医科学研究科、2. 同志社大学生命医科学部)

キーワード:マインドフルドライビング、脳活動、注意状態

私たちは,日常生活における50%の間マインドワンダリング状態にあると言われている.マインドフルな状態で運転するためには,注意を向けるべき対象に意図的に,能動的な注意を向けた状態である必要がある.そのためには,マインドワンダリングを検出することが重要である.そこで本稿では,脳活動を用いて運転時のマインドワンダリングの検討を行った.ドライビングシミュレータ環境でドライバのマインドワンダリング状態が行動から定義され、そのときの脳活動をfunctional Near Infrared Spectroscopy(fNIRS)を用いて計測し.検討した.脳活動の指標にはfractional amplitude low-frequency fluctuation(fALFF)を用いた.結果から,運転時のマインドワンダリングがステアリング舵角変動と前頭部の脳活動を用いて検出でき得ることを示唆した.